皆さま
沖縄の名護に居ながら、都知事選のことも気になっています。
すでに始まっており、細川か宇都宮かという議論も様々のようですね。
私は誰をと言いたいのではなく、何故「細川支持に一本化」なのか理解しがたいのです。
幾つかの論点を示します。
?選挙は「勝つ」ことだという「常識」に疑問がある。
勝つためならば小異を捨てて大道につけは、古くから言われています。
しかし選挙戦は単なる勝ち負けを争うものではありません。
民主主義を問い、人権を問うものです。
私達(有権者)が政治の主体として当事者になっていく過程でもあるのです。
勝つためには一本化だという人達は、こうした基本をかんがみているのでしょうか?
?今の東京で「勝つ」とはどういうことでしょうか。
1968年に美濃部革新都政が誕生し、随分の時間が流れました。
80年代に入り、保守が都政を牛耳りだして、石原都政が続きました。
この40年余りの中で、都政と都民を巡る政治的、社会的、文化的状況は大きく変りました。
今、都民は勝てる状況にあるのでしょうか?
何から勝つのでしょうか?
保守対革新との対立なのか、何と何との対立なのか。
?脱原発を問う選挙?
脱原発を都政の中で争うことは正しいと私も思います。
ただこの1本に絞るべきだとは考えません。
都政で脱原発派が勝てば、原発をなくせるの?
再稼動反対から実際の被災者の生活/生命の保障が大切ですが、都政がここに踏み込めるのですか。
世論を喚起はできるかもしれないが、そのために他の争点を保留するやりかたは、余りにもおかしくないですか。
?細川・小泉連合が急に成立した裏の背景を考えなくてもいいのですか
彼らが何をもって再び政治の場に登場したのか、善意だけで考えるなど、子どもの発想にすぎないのではありませんか(子どもに申しわけない表現ですが)。
細川連立政権は小選挙区制を導入しました。
小泉政権は「自民党をぶっこわす」と称す一方、戦争法を成立させ、イラク派兵までやりぬいて、未だに恥じてもいない。
なにしろ新自由主義の道をひたすら走った男です。
それが今更、脱原発? 宗旨変えするのは多としても、過去をどう反省しているのか、全く不明です。
だからこそ彼らの本音を問いただす前に「細川一本化」に走った人たちの責任は大きいです。
歴史を踏まえるべしということは、この10年〜50年の歴史の中にも当てはまるのです。
民主主義をぶっ壊した男達、改憲の道を掃き清めた男達の責任を不問にしながらの、脱原発は、不釣合いに過ぎます。
私が東京都政に望むことは、「首都東京」「新自由主義の中心の東京」から降りることです。
降ろさせることです。
一極集中の東京を解体することです。
地域住民が暮らす、暮らしやすい東京に変えることです。
この道は自ずから脱原発です。
脱軍事力です。
むろん反改憲です。
そして脱貧困、反格差社会です。
補足 名護市長選挙の勝利を引用して、だから一本化を主張する人がいますね。
だが全く違いますよ。
歴史も構造も状況も。
外の枠組みが似ていると思われるのかもしれませんが、見当違いもはなはだしい。
沖縄のことを学んでいれば、こんな我田引水をやる余地はありえません。
皆様のご検討,ご健闘を切に望みます。冷静な投票を期待します。
以上の拡散を可とします。宜しくお願いいたします。
名護市・沖縄の地から 山本英夫
---------
ブログ内・山本英夫・関連記事
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/s/%BB%B3%CB%DC%B1%D1%C9%D7
よろしければ、下のマークをクリックして!
![]()
よろしければ、もう一回!
沖縄の名護に居ながら、都知事選のことも気になっています。
すでに始まっており、細川か宇都宮かという議論も様々のようですね。
私は誰をと言いたいのではなく、何故「細川支持に一本化」なのか理解しがたいのです。
幾つかの論点を示します。
?選挙は「勝つ」ことだという「常識」に疑問がある。
勝つためならば小異を捨てて大道につけは、古くから言われています。
しかし選挙戦は単なる勝ち負けを争うものではありません。
民主主義を問い、人権を問うものです。
私達(有権者)が政治の主体として当事者になっていく過程でもあるのです。
勝つためには一本化だという人達は、こうした基本をかんがみているのでしょうか?
?今の東京で「勝つ」とはどういうことでしょうか。
1968年に美濃部革新都政が誕生し、随分の時間が流れました。
80年代に入り、保守が都政を牛耳りだして、石原都政が続きました。
この40年余りの中で、都政と都民を巡る政治的、社会的、文化的状況は大きく変りました。
今、都民は勝てる状況にあるのでしょうか?
何から勝つのでしょうか?
保守対革新との対立なのか、何と何との対立なのか。
?脱原発を問う選挙?
脱原発を都政の中で争うことは正しいと私も思います。
ただこの1本に絞るべきだとは考えません。
都政で脱原発派が勝てば、原発をなくせるの?
再稼動反対から実際の被災者の生活/生命の保障が大切ですが、都政がここに踏み込めるのですか。
世論を喚起はできるかもしれないが、そのために他の争点を保留するやりかたは、余りにもおかしくないですか。
?細川・小泉連合が急に成立した裏の背景を考えなくてもいいのですか
彼らが何をもって再び政治の場に登場したのか、善意だけで考えるなど、子どもの発想にすぎないのではありませんか(子どもに申しわけない表現ですが)。
細川連立政権は小選挙区制を導入しました。
小泉政権は「自民党をぶっこわす」と称す一方、戦争法を成立させ、イラク派兵までやりぬいて、未だに恥じてもいない。
なにしろ新自由主義の道をひたすら走った男です。
それが今更、脱原発? 宗旨変えするのは多としても、過去をどう反省しているのか、全く不明です。
だからこそ彼らの本音を問いただす前に「細川一本化」に走った人たちの責任は大きいです。
歴史を踏まえるべしということは、この10年〜50年の歴史の中にも当てはまるのです。
民主主義をぶっ壊した男達、改憲の道を掃き清めた男達の責任を不問にしながらの、脱原発は、不釣合いに過ぎます。
私が東京都政に望むことは、「首都東京」「新自由主義の中心の東京」から降りることです。
降ろさせることです。
一極集中の東京を解体することです。
地域住民が暮らす、暮らしやすい東京に変えることです。
この道は自ずから脱原発です。
脱軍事力です。
むろん反改憲です。
そして脱貧困、反格差社会です。
補足 名護市長選挙の勝利を引用して、だから一本化を主張する人がいますね。
だが全く違いますよ。
歴史も構造も状況も。
外の枠組みが似ていると思われるのかもしれませんが、見当違いもはなはだしい。
沖縄のことを学んでいれば、こんな我田引水をやる余地はありえません。
皆様のご検討,ご健闘を切に望みます。冷静な投票を期待します。
以上の拡散を可とします。宜しくお願いいたします。
名護市・沖縄の地から 山本英夫
---------
ブログ内・山本英夫・関連記事
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/s/%BB%B3%CB%DC%B1%D1%C9%D7
よろしければ、下のマークをクリックして!

よろしければ、もう一回!
