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Channel: 薔薇、または陽だまりの猫
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権力者は「9」のつく憲法条文がお嫌い?――9・19・59・90・92・94・96条/水島朝穂さんの「直言」

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4月28日、安倍首相は「主権回復の日」なるものを強引に開催した。
たくさんのしこりと沖縄県民の深い怒りを残した。

 安倍首相はまっすぐな人である。
空気が読めないのではなく、見えない(KYではなくKM)。
いまのような局面では、まともな政治家なら自分を抑制し、党内をまとめ、とにかく参議院選挙までは経済優先でいくだろう。
だが、この人は無邪気に自分の言い分を押し通す。
例えば、北朝鮮問題で各国の連携・協力が必要な場面にもかかわらず、靖国参拝問題で中国・韓国をことさらに煽るような強い言葉を発してしまう。
やることなすこと「アベコベーション」そのものである。
「主権回復の日」(「わが歴史グッズの話」(32)参照に至っては、「傲慢無知」の極みである。
沖縄県民がなぜ怒るのかについて想像力が及ばないだけではない。
天皇・皇后を悩ませる結果になったことについても理解できないようである。
「国民統合の象徴」(憲法1条)が、沖縄県民の多数が反発・拒否している式典に出ること自体が問題である。
47都道府県のうちの21府県知事が欠席するという異様さである(『琉球新報』4月27日付)。
何らかの力学が働いて天皇の「挨拶」はとりやめになったが、少なくとも「統合の象徴」を政治利用した内閣として重大な問題を残した。

 ゴールデンウィークが始まった。
私は4月29日の福島を皮切りに、5月2日札幌、3日岡山、4日水戸と、4都市で講演する。
これ以降も7月まで全国各地をまわる。
依頼されるテーマは「安倍内閣と憲法96条」である。かつては「9条」について依頼されたが、今年は圧倒的に「96条」が多い。

・・・
*以下全文は
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2013/0429.html


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