Quantcast
Channel: 薔薇、または陽だまりの猫
Viewing all articles
Browse latest Browse all 11018

11日東京地裁429号警備法廷で竪川弾圧裁判の第5回公判がありました。/レイバーネットML

$
0
0
Nさんから
------------------------

今回弁護側証人尋問の第2回目です。二人の証人は証言台に立ちました。ひとりは堅川の問題を長く支援してきたYさんです。

二人目は学者のIさんです。

最初にSくんが来ているTシャツのことで裁判所入口で押し問答。裁判所に入れない。Tシャツのどこが裁判の支障になるのか理由を言わないで、裁判所職員は一方的に「庁舎管理規則に反する」と述べるのみで説明責任を無視。結局Sくんが上着を着ることでなかには入れたものの、上着のボタンをしろだのいちいちどうでもいいことで抑圧的な態度でまとわりつく。

この日も抽選により傍聴者を選別。実際傍聴席を見ると、9席も空いている。このことについて弁護士が強く抗議するも、裁判長意に介す様子もなく「現時点では席の追加は考えない」と繰り返すのみ。弁護側は「本来は傍聴者全員を入れるべき。毎回無駄に席が空いている。公開裁判なのだからひとりでも多くの人に見せるのが民主社会の運営。主権者たる国民を尊敬する立場でやるはずが、主権者に対する侮辱だ。これは裁判の拒否にもつながる、憲法違反である」と異議を申し立てました。 Sくんも理由を求めるも、裁判長は「静かにし
なさい」と一切を無視し、勝手に裁判を進行、証人を呼ぶ。

Yさん登場。宣誓。

「野宿者支援は2003年から、堅川には06年から関わっています。きっかけは堅川の改修工事のことを聞いて行政対応とかを話し合いました」

そこまで話して裁判長がまたTシャツのことで言いがかりを付ける。そこで休廷。

しばらくして開廷

1月27日のフェンス設置について

「朝9時にいったらガードマンや職員がピケを張っていました。私服警察も来ており、かなり緊迫した状況でした。江東区職員は50人。あとはガードマンとか合わせると100人くらいいました。理由を聞きましたが何も言わないので、何をするのかわからなかったです。どういう法的根拠なのかとか説明してくださいと言いました。区は何も言わず作業を続け、何も説明はしなかったです。座り込み等の抵抗はしましたが、ガードマンがピケを貼っている向こうでフェンスが貼られていました。それはまるでゲットーのようで、水を使うのも不自由になりました。自転車の乗り入れができずアルミ缶集めにも支障が出て、生活にも困りました。区は「ここは通行できません」と張り紙。本当に大挙して押し寄せ、あっという間にフェンスを設置。対話の余地もありませんでした。恐ろしかったです」

2月8日行政代執行

「行政大執行が近いと高齢で具合の悪い仲間(Aさん)の荷物を移動しようとしたが、本人が自分の荷物は自分で片付けたいと言うので見守っていた。Aさんについて江東区も認識していた。1月30日に職員が来て、移転が代執行より遅れることについて、代執行を遅らせるように伝えていた。だから、2月9日までしないと信じていたが、8日に行われた。朝集まった時、ガードマンが大勢並んでいた。そして、五の橋から突入してきた。Aさんが「自分で片付けるから」と言っているのを無視し、両手両足を抑え排除しました。ほかの仲間も手足を捕まれ、Aさんとは反対側に排除されました。しかし、今回の代執行の区域は指定の区域外だったので、区域外だと抗議すると、役所は「作業エリア」だとか「公園閉鎖区域」だとか言いました。事前の告知はありませんでした。

 職員10名くらいがAさんを囲んでおり、仲間がAさんと接触するのを妨害しました。もみ合いになって、荒木が「排除しろ」と命令。Yさんは女性の職員二日揉まれました。荒木は「女性部隊の登場だ」とか「がんばれ」とか茶化しているようで、馬鹿にされているようでした。またしてもいないのに、「Yが殴った」とか「蹴った」とか大声で大げさに言い立てました。荒木一人の指示で動いていて、職員には止めがなく非常に怖かったです」

Aさんについて

「Aさんが救急車で運ばれたので、追いかけました。救急車には警官と職員が乗り、遠くの病院まで運ばれました。その日のうちに面会に行くと病院にはいませんでした。あたりをしらみつぶしに探すと路上にうずくまっているところを見つけました。雪が降っており、そのままでは凍え死んだかもしれません。彼は今、堅川にいます」

2月9日

「4つの点を聴きに行きました。

1、 話し合いがキャンセルされた理由を聞く

2、 今後の話し合いをするのかどうか

3、 代執行についてどう考えるのか

4、 その際持って行かれた横断幕について

10人ほどで行きました。荒木はいなくて二瓶が出てきて、聞く耳を持たず、「迷惑だから帰れ」と、挑発的に連呼。ほかは無視でした。対話をせず、何を言っても答えはありませんでした。Sさんは加勢する形でいました。30人くらいの職員がいました。退去命令が高垣から出て、唐突だったので、すぐには理解できませんでした。警告はありませんでした。YさんはSさんが強制排除されたあとも横断幕のことで講義を続けていましたが、Sさんの叫び声で気づくと警察に抑えられていました」

「抗議はこれまで続けてきましたし、2月9日は小規模だったし、まともに話せば、2,30分で終わるもの。最初から仕組まれていたように感じました。9日に行った人を暴力集団として扱うことで、8日に行った江東区の暴力を隠そうとしたのではないですか。堅川が思い通りにいかないと、大勢で暴力を振るうくせに、こちらが暴力を振るっているようにされてきたのです。野宿者に対してなにをしてもいいんだという考えを改めるべきだと思います」

以上、Yさんの証言です。Iさんの証言は次回に送ります。

*********

園良太さんから

この裁判と竪川の強制排除反対、ぜひよろしくお願いします!
まずはたてかわに抗議や夜間の泊まり込みに集まってください。
人手が一番の力です。
必ず警察と区は、注目がないと見なしてつけこんできます

------------

お知らせしました10月11日の「竪川弾圧」裁判、満員で終了しました。支援者と社会学者の仲間が力強くアピールしました。
参加・注目・拡散頂いた皆様、本当にありがとうございました!
地裁前のアピール映像http://twitcasting.tv/punipuni1969/movie/6779172
「イエス抗議!ノー排除!」というTシャツ着てただけで裁判所職員が「絶対中に入れない」
「庁舎管理権だ」と入口塞ぎ、裁判長は「脱がなきゃやらない!」と何と2回も休廷に。裁判所に民主主義を!

次回は12月4日13時半〜東京地裁429号法廷で被告人質問です。ぜひご参加ください!

そして、何と江東区が再び行政大執行の手続き開始、早くて1ヶ月以内に強制排除に来ます!
10月16日の14時半〜江東区役所での情宣&交渉に集合を!
情報は、ついった―:@sanyadesu ブログ:http://san-ya.at.webry.info/

僕は保釈条件で「区役所と竪川に立ち入るな」「立ち入ったら東京拘置所に戻す」と弾圧されてるので行けない、
本当に悔しくてたまらない!みなさんはぜひ参加を!)
前回2月8日の行政代執行は、野宿の仲間の小屋を叩き潰し、支援者を殴る蹴るで排除する凄まじい暴力でした。
その時の映像です:http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=mcCDperoGUg
2012.2.8 竪川河川敷公園行政代執行!!〜ここで何が起こったのか〜


詳細と、何がそれを生み出しているのかは僕も冒頭意見陳述書に書きました:http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20120713


★★★以下、仲間からの「行政大執行」への詳しい説明です★★★

開廷の30分ほど前、竪川の現場に弁明機会付与通知が届いたという電話がありました。亀島橋〜人道橋間の、たいへん広い範囲が対象です。

噛み砕いて言うと、江東区が・・・「あなたたちに不利益な処分をする可能性があるので、言い分があるなら今のうちに文書で提出しなさい」・・・と通達してきた、ということです。これは、江東区が行政手続法に則って、強制排除(行政代執行)のプロセスに踏み込んだことを意味します。

弁明書の提出期限は、一週間後の18日(木)。排除を決断した行政(今回は江東区)が我々の弁明に耳を傾けるケースは皆無と言ってよく、つまり「弁明機会付与通知=代執行決定」と捉えざるえを得ない。今後間違いなく、弁明書提出→戒告書届く→除却命令が出る→代執行令書が届く→強制排除・・・という運びになります。弁明書提出(18日)から2週間ぐらいの間に、すべてのプロセスが完了します。

3度重ねてきた話し合いの枠組みを反故にし(議会などを口実に話し合いの日程を先送りにしていた)、再び強制排除に踏み切る構えの江東区のやりたい放題を許すわけにはいきません。今後の竪川の動きに、さらなる注目をよろしくお願いします。

まずは10月16日(火)、江東区役所に14:30に集まって、水辺と緑の課に、
◆五の橋のトイレの工事について
◆C工区における工事について
・・・説明を聞きに行きます。
14:30〜16:00は抗議の情宣です。
たくさんの方々の参加をお待ちしています。


★★以下は、山谷ブログから引用です★★

2012/10/12 00:03【緊急・重要】竪川河川敷公園で2回めの強制排除への手続きが開始
http://san-ya.at.webry.info/
今年の2月に行政代執行が行なわれた江東区竪川河川敷公園で、また強制排除が行なわれようとしています。
本日(10月10日)、公園内の野宿の小屋に対し、「弁明機会付与通知書」が配布されました。この
「弁明機会付与通知書」を噛み砕いて言うと、江東区が....「あなたたちに不利益な処分をする可能性
があるので、言い分があるなら今のうちに文書で提出しなさい」....と通達してきた、ということです。
これは、江東区が行政代執行による強制撤去へと続くプロセスに入ったことを意味します。

今回対象になっているのは竪川河川敷公園A工区の15軒のテント・小屋です。ほとんどの住人が、前回
(2011年末から2012年2月にかけて)の強制排除で住む場所を追われ、工事の邪魔にならないところに
移動した人たちです。また住人の一人は、2月8日の行政代執行の対象となった小屋の住人です。

今回の「弁明機会付与通知書」は、人の住んでいる家に「これから強制排除をします」という通告が
役所から届くということで、事態は深刻です。野宿者の命の砦であるテント・小屋が行政代執行という
暴力的な手段で奪われることのないよう多くの方々による広範なご支援、ご協力をお願いいたします。

【参考:前回(今年の2月)行なわれた強制排除の手続きの進み方】
2011年12月22日 弁明機会付与通知書(行政手続法13条1項)。提出期限1月5日
2012年1月5日 弁明書提出
2012年1月12日 除却命令書(都市公園法第27条第1項)。除却期限1月18日
2012年1月18日 東京地裁へ除却命令に対する執行停止申し立て
2012年1月20日 戒告書(行政代執行法)。除却期限1月26日
2012年1月25日 東京地裁が除却命令に対する執行停止申し立てを却下
2012年1月30日 代執行令書
2012年2月8日 行政代執行実施

--
園良太 SONO Ryota http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/
twitter:http://twitter.com/ryota1981
著書『ボクが東電前に立ったわけ』http://31shobo.com/?p=96
共著『未来のための直接行動』http://31shobo.com/?p=1480
★「2.9竪川弾圧」の当事者、次回裁判は12月4日に被告人=自分への
質問。一緒に勝利しましょう!http://solfeb9.wordpress.com/
★麻生邸リアリティツアー国賠訴訟の原告。本番突入、次回は10/29
原告アピール。不当逮捕の根絶をhttp://state-compensation.freeter-union.org/
★未来のために「ふくしま集団疎開裁判」http://fukusima-sokai.blogspot.jp/


よろしければ、下のマークをクリックして!


よろしければ、もう一回!
人気ブログランキングへ

Viewing all articles
Browse latest Browse all 11018

Trending Articles