NHK新会長・籾井勝人は25日の就任会見で、以下の発言
従軍慰安婦
「戦時だからいいとか悪いとか言うつもりは毛頭ないが、このへんの問題はどこにもあった」
「今のモラルでは悪いんですよ」
「戦争をしているどこの国にもあった。フランス、ドイツ」
「なぜオランダに今ごろまだ飾り窓があるんですか」
「韓国が日本だけが強制連行したみたいなことをいっているから話がややこしい。お金よこせ、補償しろと言っている。しかしそういうことはすべて日韓条約で解決している。なぜそれを蒸し返されるんですか」
-------
私の任務はボルトやナットを締め直すこと。放送法を順守しながらいろいろな課題に取り組んでいく。
――尖閣諸島などの領土問題について、国内番組で日本の立場を伝えたほうがいいという考えか。
日本の明確な領土ですから、これを国民にきちっと理解してもらう必要がある。今までの放送で十分かどうかは検証したい。
――国際放送では日本の立場を政府見解そのままに伝えるつもりか。
国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない。
――靖国神社の参拝と合祀(ごうし)についての考えは。
総理が信念で行かれたということで、それはそれでよろしい。いいの悪いのという立場にない。行かれたという事実だけ。
――NHKの報道姿勢としてはどうか。
ただ、淡々と総理は靖国に参拝しましたでピリオドだろう。
――正月の番組で印象に残ったものは。
どの局も一緒。NHKをできるだけ見た。他社の番組も見た。それほど、これがよかったというのは用意していない。
――慰安婦を巡る問題については。
戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。
――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。
韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。
――証拠があっての発言か。
慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。
――会長の職はさておきというが、公式の会見だ。
では全部取り消します。
――取り消せない。
会長としては答えられないが、それだとノーコメントばかりになるから「さておき」と言って答えた。
――秘密法については。
世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そういうことはないだろう。秘密法は政府が必要と説明しているので、様子を見るしかない。あまりかっかかっかすることはないと思う。
――強い反発があった問題だが。
色々な意見があっていい。政府の中にはメディアは反対ばっかりで、賛成があってもいいという意見もある。
――番組に対して、自身の考えを反映させたいという思いがあるか。
ない。私がどういう考えであろうがなかろうが、放送法に基づいて判断していく。
――政権の意向を代弁したいと考えるか。
ない。放送法と何度も言っているのは、それがあるから距離を保てるということ。私の発言は、政府からふきこまれたわけでも何でもない。
*************
毎日は・・・
NHK新会長の籾井勝人(もみい・かつと)氏(70)は25日の就任記者会見で、従軍慰安婦問題について「戦争地域にはどこの国にもあった。ドイツにもフランスにもヨーロッパはどこでもあった」と述べた。過去にも経営委員長が国際放送の編集方針について「国益を主張すべきだ」と発言して問題になった。就任記者会見で政治的中立を疑われかねない不用意な発言を繰り返し、トップとしての資質も問われそうだ。
さらに個人的意見として「今のモラルでは悪い」としつつも「韓国が『日本だけが強制連行した』と言っているからややこしい。補償問題は全部解決した。なぜ蒸し返すのか、おかしい」と韓国の姿勢を批判した。特定秘密保護法の報道が少なく、姿勢が政府寄りとの指摘があることについて、「(法案は国会で)通ったこと。あまりカッカする必要はない」と、問題点の追及に消極的な姿勢を示した。
また、籾井氏は3年間の任期中に取り組む最重要課題の一つに国際放送の充実を挙げ、領土問題について「尖閣諸島(沖縄県)や竹島(島根県)について日本(政府)の立場を主張するのは当然」として早急に強化する姿勢を示した。「政治との距離」については「(政府と)相談しながら放送していく必要はないが、民主主義に対するわれわれのイメージで放送していけば、全く逆になることはない」との認識を示した。【土屋渓、有田浩子】
http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000m040043000c.html
**************
産経は・・・
籾井NHK会長 偏向是正へ問われる具体策 組織の引き締め強調
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140125/bsj1401252206006-n1.htm
「NHKのボルト、ナットを締め直す」−。NHKの籾井勝人会長は25日の就任会見で、放送法に基づく組織の引き締めと、外国人向け国際放送を通じた日本の主張発信を最重要課題に挙げた。番組偏向や経営体質をめぐる厳しい視線がNHKに注がれる中、籾井氏のトップとしての「腕力」の行方が注目される。
籾井氏はこの日、テレビ国際放送「NHKワールドTV」で放送される就任あいさつを、歴代会長で初めて英語でスピーチ。会見では「(英語の)テロップが出るよりいいのではないか」と理由を説明し、“国際通”をアピールした。
三井物産で鉱山権益買収などを手がけた籾井氏の国際経験は、任命した経営委員会からの期待も高い。籾井氏は国際放送充実について「尖閣、竹島の問題を諸外国にどう理解してもらうか。早急に手を付けないといけない」と意気込んだ。
一方、籾井氏が慰安婦問題について「個人的見解」を披露したことを受け、ある職員は「NHKの主張として誤解されかねない」と戸惑う。番組の偏向是正をめぐっては、番組の事前考査を強化してきた松本正之前会長時代にも政財界などからの批判は根強く、大きな課題となっている。
籾井氏は組織運営や番組作りでの「放送法順守」を強調したが、松本氏も繰り返してきた“決まり文句”でもある。今後は、歴代会長よりも踏み込んだ「見解」を持つ籾井氏の、偏向是正に向けた具体策が問われることになる。
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「戦時だからいいとか悪いとか言うつもりは毛頭ないが、このへんの問題はどこにもあった」
「今のモラルでは悪いんですよ」
「戦争をしているどこの国にもあった。フランス、ドイツ」
「なぜオランダに今ごろまだ飾り窓があるんですか」
「韓国が日本だけが強制連行したみたいなことをいっているから話がややこしい。お金よこせ、補償しろと言っている。しかしそういうことはすべて日韓条約で解決している。なぜそれを蒸し返されるんですか」
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私の任務はボルトやナットを締め直すこと。放送法を順守しながらいろいろな課題に取り組んでいく。
――尖閣諸島などの領土問題について、国内番組で日本の立場を伝えたほうがいいという考えか。
日本の明確な領土ですから、これを国民にきちっと理解してもらう必要がある。今までの放送で十分かどうかは検証したい。
――国際放送では日本の立場を政府見解そのままに伝えるつもりか。
国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない。
――靖国神社の参拝と合祀(ごうし)についての考えは。
総理が信念で行かれたということで、それはそれでよろしい。いいの悪いのという立場にない。行かれたという事実だけ。
――NHKの報道姿勢としてはどうか。
ただ、淡々と総理は靖国に参拝しましたでピリオドだろう。
――正月の番組で印象に残ったものは。
どの局も一緒。NHKをできるだけ見た。他社の番組も見た。それほど、これがよかったというのは用意していない。
――慰安婦を巡る問題については。
戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。
――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。
韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。
――証拠があっての発言か。
慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。
――会長の職はさておきというが、公式の会見だ。
では全部取り消します。
――取り消せない。
会長としては答えられないが、それだとノーコメントばかりになるから「さておき」と言って答えた。
――秘密法については。
世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そういうことはないだろう。秘密法は政府が必要と説明しているので、様子を見るしかない。あまりかっかかっかすることはないと思う。
――強い反発があった問題だが。
色々な意見があっていい。政府の中にはメディアは反対ばっかりで、賛成があってもいいという意見もある。
――番組に対して、自身の考えを反映させたいという思いがあるか。
ない。私がどういう考えであろうがなかろうが、放送法に基づいて判断していく。
――政権の意向を代弁したいと考えるか。
ない。放送法と何度も言っているのは、それがあるから距離を保てるということ。私の発言は、政府からふきこまれたわけでも何でもない。
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毎日は・・・
NHK新会長の籾井勝人(もみい・かつと)氏(70)は25日の就任記者会見で、従軍慰安婦問題について「戦争地域にはどこの国にもあった。ドイツにもフランスにもヨーロッパはどこでもあった」と述べた。過去にも経営委員長が国際放送の編集方針について「国益を主張すべきだ」と発言して問題になった。就任記者会見で政治的中立を疑われかねない不用意な発言を繰り返し、トップとしての資質も問われそうだ。
さらに個人的意見として「今のモラルでは悪い」としつつも「韓国が『日本だけが強制連行した』と言っているからややこしい。補償問題は全部解決した。なぜ蒸し返すのか、おかしい」と韓国の姿勢を批判した。特定秘密保護法の報道が少なく、姿勢が政府寄りとの指摘があることについて、「(法案は国会で)通ったこと。あまりカッカする必要はない」と、問題点の追及に消極的な姿勢を示した。
また、籾井氏は3年間の任期中に取り組む最重要課題の一つに国際放送の充実を挙げ、領土問題について「尖閣諸島(沖縄県)や竹島(島根県)について日本(政府)の立場を主張するのは当然」として早急に強化する姿勢を示した。「政治との距離」については「(政府と)相談しながら放送していく必要はないが、民主主義に対するわれわれのイメージで放送していけば、全く逆になることはない」との認識を示した。【土屋渓、有田浩子】
http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000m040043000c.html
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産経は・・・
籾井NHK会長 偏向是正へ問われる具体策 組織の引き締め強調
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140125/bsj1401252206006-n1.htm
「NHKのボルト、ナットを締め直す」−。NHKの籾井勝人会長は25日の就任会見で、放送法に基づく組織の引き締めと、外国人向け国際放送を通じた日本の主張発信を最重要課題に挙げた。番組偏向や経営体質をめぐる厳しい視線がNHKに注がれる中、籾井氏のトップとしての「腕力」の行方が注目される。
籾井氏はこの日、テレビ国際放送「NHKワールドTV」で放送される就任あいさつを、歴代会長で初めて英語でスピーチ。会見では「(英語の)テロップが出るよりいいのではないか」と理由を説明し、“国際通”をアピールした。
三井物産で鉱山権益買収などを手がけた籾井氏の国際経験は、任命した経営委員会からの期待も高い。籾井氏は国際放送充実について「尖閣、竹島の問題を諸外国にどう理解してもらうか。早急に手を付けないといけない」と意気込んだ。
一方、籾井氏が慰安婦問題について「個人的見解」を披露したことを受け、ある職員は「NHKの主張として誤解されかねない」と戸惑う。番組の偏向是正をめぐっては、番組の事前考査を強化してきた松本正之前会長時代にも政財界などからの批判は根強く、大きな課題となっている。
籾井氏は組織運営や番組作りでの「放送法順守」を強調したが、松本氏も繰り返してきた“決まり文句”でもある。今後は、歴代会長よりも踏み込んだ「見解」を持つ籾井氏の、偏向是正に向けた具体策が問われることになる。
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