【玄海訴訟第７回期日】
12月20日、今年最後の裁判（第７回期日）が行われ、約200名が参加しました。
原告弁護団は準備書面17を提出。新規制基準の問題点を指摘しました。
新規制基準の問題点として、
?３．１１事故の原因が未解明なのに基準が策定されていること、
?基準地震動の決定方法に不備があること、
?電力会社の裁量を広く認める文言が多く含まれていること、
?単一故障のみを想定していること、
?重大事故対策が不十分であること、
?フィルタベント設置では希ガス放出に対応できないこと、
?外部電源に求められる耐震性能が低いこと、
?要求されている施設に５年の猶予期間が設けられていること、
?基準策定にあたっての意見聴取の手続が形式的なものに過ぎないこと、
?立地審査指針に関する規定がないこと、を挙げました。
そして、「このような基準では原発の安全性は到底担保されない。再稼働は絶対に認められるべきではない」と主張しました。
被告・九州電力は準備書面2を提出、玄海原発から排出される温排水についてのみ反論しました。
被告・国も準備書面2を提出、国に対して民事訴訟で原発差止めを求めることが不適法であると反論しました。
意見陳述はジャーナリストの斎藤貴男さん、司法書士の菅波佳子さんの2名が行いました。
斎藤貴男さんは「日本の原発は可能な限り速やかに廃炉にされるべき」「政府の原発政策や電力会社の運用が徹頭徹尾デタラメであり続け、とてもではないが信頼に耐えられるものではないと断じざるを得ない。一言で言えば国民を舐めきっている。」と厳しく国や電力会社に対し、その考え方の根本を批判しました。
菅波佳子さんは、福島第一原発から4?の距離に自宅と事務所があった方ですが、３．１１後に、人々が行く当てもなく着の身着のまま避難していく様子を生々しく語られました。
司法書士である菅波さんは依頼者の安否をたずねて避難所に何度も何度も電話をかけたこと、安否を確認できた依頼者が、家族を亡くして避難所で一人、遺骨を眺め続けていたこと、高齢者が次々と亡くなり「原発を恨んでも恨みきれない」という弔辞が読まれたことなど、今なお続く原発事故の被害を訴えられました。
2人の意見陳述は、どちらも理性的なものでしたが、静かな怒りのこもった、力強いものでした。
斎藤さんと菅波さんの意見陳述全文はコチラ→ http://no-genpatsu.main.jp/download.html#sa07
＊原告、国・九電の準備書面も近日中にアップします。
次回裁判は3月28日（金）、次々回は7月4日（金）です。第9次提訴は2月27日（木）を予定しています。
締切は2月21日（金）です。
★12月25日現在の新たな原告数は90名です。ぜひ原告を広げてください！
【風船プロジェクトファイナル！】
10月27日に行った風船プロジェクトファイナル。
飛ばした風船の数はこれまでの半分500個でしたが、発見情報は50件を超えました。
結果をまとめたチラシはコチラ→ http://no-genpatsu.main.jp/download/balloon04.pdf
【12.25 祝！２周年原発なくても電気は足りた！STOP!NUKES 再稼働反対！全原発即廃炉！九電に年末トドメの猛抗議!!】
九州電力管内の原子力発電所が停止してちょうど２年にあたるクリスマス、「子どもたちに原発のない安全で安心した未来をプレゼントしよう」と「新日本婦人の会福岡県本部『NO!NUKES』反核女子部」の呼びかけで、九州電力本店前で抗議行動が行われました。呼びかけにこたえ、原告も多数参加していました。
以下、呼びかけ人の一人遠藤百合香さん（原告・大野城市在住）のレポートです。
１８時〜２１時まで寒空の下、３時間の長丁場でしたが「子どもたちに原発のない安全で安心した未来をプレゼントしよう。」と８０名以上の方が参加され、九州電力に対し再稼働反対、廃炉要請等を求めたスピーチ、コールが絶え間なく続き、３時間経つのがあっという間でした。
クリスマスはご家族と素敵な時間を過ごす大切な日に、多くの方が九電前に集まったという事は九州電力の原発を主要電源であるという強硬な考え方に対し反対する気持ちが大きかったのだと思います。
youtubeにもUPしていますので良かったらご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=ROFN7GkyGt8&feature=youtu.be&a
関連記事はコチラ→ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-27/2013122714_02_1.html
（しんぶん赤旗2012.12.27）
【２０１４年の各地域原告団のイベント】
◆ちっごの会学習会第７弾「架空裁判」
日 時 2月1日（日）13時30分〜
場 所 サンライフ久留米２階大会議室
原告弁護団劇団による、原告弁護団ＶＳ被告（国・九電）弁護団のホンネ対決！
◆北九州学習会?（兼 第12回原告団会議）＊予定です。詳細は後日。
日 時 1月25日（土）13時30分〜
場 所 男女共同参画センタームーブ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来年は再稼働を許さない闘いが正念場です。がんばりましょう！
みなさま、よいお年をおむかえください☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「原発なくそう！九州玄海訴訟」原告団・弁護団
URL:http://no-genpatsu.main.jp/
〒840-0825 佐賀市中央本町1-10ニュー寺元ビル3階
佐賀中央法律事務所気付
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12月20日、今年最後の裁判（第７回期日）が行われ、約200名が参加しました。
原告弁護団は準備書面17を提出。新規制基準の問題点を指摘しました。
新規制基準の問題点として、
?３．１１事故の原因が未解明なのに基準が策定されていること、
?基準地震動の決定方法に不備があること、
?電力会社の裁量を広く認める文言が多く含まれていること、
?単一故障のみを想定していること、
?重大事故対策が不十分であること、
?フィルタベント設置では希ガス放出に対応できないこと、
?外部電源に求められる耐震性能が低いこと、
?要求されている施設に５年の猶予期間が設けられていること、
?基準策定にあたっての意見聴取の手続が形式的なものに過ぎないこと、
?立地審査指針に関する規定がないこと、を挙げました。
そして、「このような基準では原発の安全性は到底担保されない。再稼働は絶対に認められるべきではない」と主張しました。
被告・九州電力は準備書面2を提出、玄海原発から排出される温排水についてのみ反論しました。
被告・国も準備書面2を提出、国に対して民事訴訟で原発差止めを求めることが不適法であると反論しました。
意見陳述はジャーナリストの斎藤貴男さん、司法書士の菅波佳子さんの2名が行いました。
斎藤貴男さんは「日本の原発は可能な限り速やかに廃炉にされるべき」「政府の原発政策や電力会社の運用が徹頭徹尾デタラメであり続け、とてもではないが信頼に耐えられるものではないと断じざるを得ない。一言で言えば国民を舐めきっている。」と厳しく国や電力会社に対し、その考え方の根本を批判しました。
菅波佳子さんは、福島第一原発から4?の距離に自宅と事務所があった方ですが、３．１１後に、人々が行く当てもなく着の身着のまま避難していく様子を生々しく語られました。
司法書士である菅波さんは依頼者の安否をたずねて避難所に何度も何度も電話をかけたこと、安否を確認できた依頼者が、家族を亡くして避難所で一人、遺骨を眺め続けていたこと、高齢者が次々と亡くなり「原発を恨んでも恨みきれない」という弔辞が読まれたことなど、今なお続く原発事故の被害を訴えられました。
2人の意見陳述は、どちらも理性的なものでしたが、静かな怒りのこもった、力強いものでした。
斎藤さんと菅波さんの意見陳述全文はコチラ→ http://no-genpatsu.main.jp/download.html#sa07
＊原告、国・九電の準備書面も近日中にアップします。
次回裁判は3月28日（金）、次々回は7月4日（金）です。第9次提訴は2月27日（木）を予定しています。
締切は2月21日（金）です。
★12月25日現在の新たな原告数は90名です。ぜひ原告を広げてください！
【風船プロジェクトファイナル！】
10月27日に行った風船プロジェクトファイナル。
飛ばした風船の数はこれまでの半分500個でしたが、発見情報は50件を超えました。
結果をまとめたチラシはコチラ→ http://no-genpatsu.main.jp/download/balloon04.pdf
【12.25 祝！２周年原発なくても電気は足りた！STOP!NUKES 再稼働反対！全原発即廃炉！九電に年末トドメの猛抗議!!】
九州電力管内の原子力発電所が停止してちょうど２年にあたるクリスマス、「子どもたちに原発のない安全で安心した未来をプレゼントしよう」と「新日本婦人の会福岡県本部『NO!NUKES』反核女子部」の呼びかけで、九州電力本店前で抗議行動が行われました。呼びかけにこたえ、原告も多数参加していました。
以下、呼びかけ人の一人遠藤百合香さん（原告・大野城市在住）のレポートです。
１８時〜２１時まで寒空の下、３時間の長丁場でしたが「子どもたちに原発のない安全で安心した未来をプレゼントしよう。」と８０名以上の方が参加され、九州電力に対し再稼働反対、廃炉要請等を求めたスピーチ、コールが絶え間なく続き、３時間経つのがあっという間でした。
クリスマスはご家族と素敵な時間を過ごす大切な日に、多くの方が九電前に集まったという事は九州電力の原発を主要電源であるという強硬な考え方に対し反対する気持ちが大きかったのだと思います。
youtubeにもUPしていますので良かったらご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=ROFN7GkyGt8&feature=youtu.be&a
関連記事はコチラ→ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-27/2013122714_02_1.html
（しんぶん赤旗2012.12.27）
【２０１４年の各地域原告団のイベント】
◆ちっごの会学習会第７弾「架空裁判」
日 時 2月1日（日）13時30分〜
場 所 サンライフ久留米２階大会議室
原告弁護団劇団による、原告弁護団ＶＳ被告（国・九電）弁護団のホンネ対決！
◆北九州学習会?（兼 第12回原告団会議）＊予定です。詳細は後日。
日 時 1月25日（土）13時30分〜
場 所 男女共同参画センタームーブ
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来年は再稼働を許さない闘いが正念場です。がんばりましょう！
みなさま、よいお年をおむかえください☆
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「原発なくそう！九州玄海訴訟」原告団・弁護団
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