レイバーネットML
安田(ゆ)さんから。
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・・・チャムセサンの感情労働に関する記事を(例によって)ざっくりと翻訳、掲載しました。
日本に関する部分は10回目にあります。
内容的にはちょっとうまく伝わらなかった部分もあるような気もしますが…
韓国は、かなり日本の接客システムを導入していて、ここに書かれている話は日本でも通用する話だろうなと思います。
日本のようなマニュアル化した接客システムがない海外に旅行に行くと、最初は違和感もあるのですが、次第に慣れてくると「これも悪くないな」と思うようなことがよくあります。
印象に残っているのは、南米のレストランで無愛想なウェイターがメニューを投げつけるように渡して偉そうに注文を取るのですが、こちらはスペイン語ができない、むこうはスペイン語しかできないという状態で、一生懸命客の言うことを理解しようとしてくれて、何だか気分がよかったこと、そしてまたその店に行って食事をしていたら、物乞いの子供が入ってきてカウンターでそのウェイターに何か、たぶんパンをくれ、とでも言っていたのでしょう、そのうち彼があたりを見回して「内緒だよ」というように、ケースからパンをいくつか取り出して包んでやっていたこと。
マニュアル化された微笑みの対応なんかより、ずっと楽しく食事ができた記憶があります。
もうひとつは、韓国で電気製品を買った時。「ケースも買え」というので「いらない」と言うと、なぜケースが必要なのかを一生懸命説明し始めて、それでも「いらない」と言うとほとんど喧嘩腰で「お客さん、絶対後悔しますよ」とかほとんど捨て台詞的なことを言われたのですが、その店員の一生懸命な説明は、本当に客のためを思って言っていることが感じられて、不思議と悪い気がしなかったこと。
また、エールフランスの男性客室乗務員に "Can I have some coffee?" と言った後、すぐ「しまった、someじゃなかった」と思ったのですが、その客室乗務員はニッコリ笑って "Yes, Sir" と言って、しばらくして"Here, SOME coffee!"と言いながらコーヒーを持ってきてくれて、楽しそうに働いてるなとうらやましく思ったり。
主人と奴隷の関係ではなく、人間と人間の関係で働くことができたら、接客業やサービス業はもっといい職場になるはずなのに、なぜか妙な上下関係がマニュアル化されていることに違和感を感じます。
[監視統制、崖っぷちの感情労働者]
感情労働者、会社の『感情統制』と『監視』に二回泣く
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/01
白衣で隠された統制の陰、看護師
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/02
強要された笑い、デパート販売労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/03
監視と統制、保育労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/04
過労死でなければ自殺、社会福祉士
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/05
1人乗務、恐怖と戦う地下鉄乗務員
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/06
人員退出プログラムの結末、死んでいくKT労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/07
不法派遣の悲劇、サムスン電子サービス労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/08
退出悪夢に自殺衝動まで、コールセンター労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/09
ドイツと日本、感情労働者の権利
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/10
感情労働者の現実、感情労働者の権利
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/11
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よろしければ、もう一回!
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日本に関する部分は10回目にあります。
内容的にはちょっとうまく伝わらなかった部分もあるような気もしますが…
韓国は、かなり日本の接客システムを導入していて、ここに書かれている話は日本でも通用する話だろうなと思います。
日本のようなマニュアル化した接客システムがない海外に旅行に行くと、最初は違和感もあるのですが、次第に慣れてくると「これも悪くないな」と思うようなことがよくあります。
印象に残っているのは、南米のレストランで無愛想なウェイターがメニューを投げつけるように渡して偉そうに注文を取るのですが、こちらはスペイン語ができない、むこうはスペイン語しかできないという状態で、一生懸命客の言うことを理解しようとしてくれて、何だか気分がよかったこと、そしてまたその店に行って食事をしていたら、物乞いの子供が入ってきてカウンターでそのウェイターに何か、たぶんパンをくれ、とでも言っていたのでしょう、そのうち彼があたりを見回して「内緒だよ」というように、ケースからパンをいくつか取り出して包んでやっていたこと。
マニュアル化された微笑みの対応なんかより、ずっと楽しく食事ができた記憶があります。
もうひとつは、韓国で電気製品を買った時。「ケースも買え」というので「いらない」と言うと、なぜケースが必要なのかを一生懸命説明し始めて、それでも「いらない」と言うとほとんど喧嘩腰で「お客さん、絶対後悔しますよ」とかほとんど捨て台詞的なことを言われたのですが、その店員の一生懸命な説明は、本当に客のためを思って言っていることが感じられて、不思議と悪い気がしなかったこと。
また、エールフランスの男性客室乗務員に "Can I have some coffee?" と言った後、すぐ「しまった、someじゃなかった」と思ったのですが、その客室乗務員はニッコリ笑って "Yes, Sir" と言って、しばらくして"Here, SOME coffee!"と言いながらコーヒーを持ってきてくれて、楽しそうに働いてるなとうらやましく思ったり。
主人と奴隷の関係ではなく、人間と人間の関係で働くことができたら、接客業やサービス業はもっといい職場になるはずなのに、なぜか妙な上下関係がマニュアル化されていることに違和感を感じます。
[監視統制、崖っぷちの感情労働者]
感情労働者、会社の『感情統制』と『監視』に二回泣く
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/01
白衣で隠された統制の陰、看護師
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/02
強要された笑い、デパート販売労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/03
監視と統制、保育労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/04
過労死でなければ自殺、社会福祉士
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/05
1人乗務、恐怖と戦う地下鉄乗務員
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/06
人員退出プログラムの結末、死んでいくKT労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/07
不法派遣の悲劇、サムスン電子サービス労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/08
退出悪夢に自殺衝動まで、コールセンター労働者
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/09
ドイツと日本、感情労働者の権利
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/10
感情労働者の現実、感情労働者の権利
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/column/2013/el/11
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