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Channel: 薔薇、または陽だまりの猫
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大阪府教育委員会 全教職員約1万3千人に「君が代」起立斉唱「職務命令」/渡部秀清

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最高裁判決(1月16日)の翌日(1月17日)、
大阪府教育委員会・中西正人教育長は、
全教職員約1万3千人を対象に、卒・入学式での
「君が代」起立斉唱を求める「職務命令」を出した。
6月に強行成立した「大阪府君が代条例」を踏まえたものだという。

東京の「10・23通達」の大阪版が出てきたわけである。
しかも、現場教員に対し教育長自ら「職務命令」を発した点では、
さらに一歩踏み込んだのである。

また、これと並行する形で、大阪府の松井知事は
「教育・職員基本条例案」の職務命令違反に関する規定について、
1回目の違反者の減給処分をやめ、2回目の処分も停職から減給に
する修正方針を明らかにした。
これは最高裁判決を踏まえたものだという。

しかし、違反の度に職員を指導研修し「職務命令に従う」と誓約させ、
誓約しない場合は「現場に戻せない」とした。
これも東京の「再発防止研修」より段階を画したものとなった。
露骨な思想転向強要研修であり、転向しないものは
教育現場から排除(分限免職で?)することを狙ったものである。

「教員は有無を言わさず支配者のロボットになれ、
なりたくなければ容赦なく教育現場から排除する」
ということである。

しかもこの動きが、「一定の歯止め」をかけたと思われた
最高裁判決の翌日から進行している。

私は<2012年「2・5総決起集会」へ(7)>のメールで、
 「ファシズムとは『危機にひんした独占資本下の暴力独裁』です。
 したがって、その本質を正しく認識すると同時に、
 進行しつつあるファシズム体制作りに対して、
 小異を残し、大同(反米、反独占、反暴力独裁)に付き、
 闘いを発展させていくことが求められるのではないでしょうか。」
と書いたが、現在まさにそのファシズム体制作りが
教育現場で日々進行しつつあると言わざるを得ない。

小異を残し、大同(反米、反独占、反暴力独裁)に付く、
「世直し」を展望した反ファシズム統一戦線の形成が
求められているのではないだろうか。

以下のそれぞれの集会がその新たな一里塚になれば幸いである。
  
2月5日(日) 東京で『2・5総決起集会』
            (北区赤羽会館、13時より)

2月12日(日) 大阪で『2・12教育基本条例反対集会』
            (エル大阪 南館ホール13時30分より)
     (終了後大阪市役所に向けたデモ、人間の鎖で大阪市役所を包囲する)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  2012年『2・5総決起集会』

<メインスローガン>
 ・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回! 
<サブスローガン> 
 ・「日の丸・君が代」強制反対!
 ・大阪府教育基本条例案反対!
 ・最高裁「君が代」不当判決糾弾!
 ・新自由主義教育路線を対決を!
 ・学校現場の非正規雇用労働をなくせ!
 ・全ての原発を廃炉に!
<日 時>
  2012年2月5日(日) 13時開場 13時30分開会
<場 所>
  北区赤羽会館(JR赤羽駅東口下車5分)
<内 容>
 ・最高裁判決について
 ・「君が代」裁判闘争の現段階
 ・現場での闘い
 ・大阪府教育基本条例反対の取組み
 ・学校現場の非正規雇用の実態と闘い
 ・大嶽業績評価裁判勝利の意義
 ・「フクシマ」を闘うということ
 ・決意表明
 ・集会決議
 ・行動提起
<資料代>500円

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都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス、
  http://kenken.cscblog.jp/
 

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